東京都の塀に関する助成制度について

 東京都では、地震時に倒壊の危険性のあるブロック塀等の建て替えに対する助成制度があります。市区ごとに助成する対象や助成金額等が異なっているので、今回はこれらを整理してみました。

助成される対象について

 塀に関する工事に助成するすべての自治体において、対象となるのはブロック塀等(組積造の塀や万年塀を含む)の除却工事が必要とされるものであり、新設する場合は除却した塀の規模を超えない範囲に限られるようです。

除却工事について助成対象となる塀は、多くの自治体において

  • 道路沿いであること
  • 高さが0.8m以上であること
  • ブロック塀等であること
  • 安全性が確認できないものであること

と決められています。

また、新設する塀に関しても助成対象となるのは

  • 除却したブロック塀と同じ規模(長さ)であること
  • 倒壊防止に配慮した安全なものであること
  • 基礎は鉄筋コンクリート造の場合0.4(~0.6m)以下であること
  • 軽量のフェンス等であること

と多くの自治体で制限があります。木塀は耐震性や耐火性能が軽量フェンス等に劣ると考えられ、助成の対象外とされている場合があります。これらの問題は、木塀の普及に向けて解決していかなければなりません。

表1 東京都の自治体ごとの塀に関する助成制度

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